
電気料金を安くしようと思って、比較サイトで調べてみたけど本当に安くなるのかよくわからない。
比較サイトによって結果が違うから迷う。どうやって決めればいいの?
本記事では、こういった悩みに対してお答えします。
私も以前、「電力の自由化」が話題になった時、電力会社選びで悩みました。
比較サイトもいくつか利用しましたが、比較サイトによって結果が違っているので、混乱したのを覚えています。
- Aという比較サイト → 1位〇〇電力、2位△△電力、3位**電力
- Bという比較サイト → 1位**電力、2位□□電力、3位〇〇電力
- Cという比較サイト → 1位◆◆電力、2位◇◇電力、3位△△電力

いやいやもう、どこが一番おトクなのか全くわかりませんでしたよ〜
そこで、少し面倒でも、小学校で習うくらいの簡単な算数を使って、自分に合った電力会社を選ぶ方法をお伝えしていきます。
電力会社を選ぶ前に電気代を計算してみよう

電力会社を選ぶときに用意するもの
- 過去の電気の使用量がわかる検針票など
- 電卓
- メモ用紙

検針票や契約中の電力会社のマイページを見ると、上のように3段階での料金が書かれていることが多いと思います。
これは、使用する電力量によって3段階に単価が決められていることによるもので、従量料金といって多く使えば使うほど電気の単価が高くなる仕組みです。
わかりやすい例がENEOSでんきの公式HPにあったので紹介します。

例えば、東京電力エナジーパートナー(TEPCO)の一般的なプランと料金を比較してみます。
2025年の2月現在の料金は下の表のようになります。
〜120kw | 120超〜300kw | 300kw超 | |
TEPCO(従量電灯B・C) | 29.80円 | 36.40円 | 40.49円 |
ENEOSでんき東京Vプラン | 29.80円 | 34.85円 | 36.90円 |
確かに、この表を見ると、電気を多く使うほとENEOSでんきの方が東京電力より、単価が安いですね。
電気料金の計算の方法:従量料金の分
では、上の表をもとに、まず、従量料金について電気料金を計算してみましょう。
例えば、ある月の電気使用量が350kwhだと仮定します。
120kwhまで | 120超〜300kwhまで | 300kwh超える分 | 合計 | |
TEPCO | 120×29.80=3,576 | (300-120)×36.40=6,552 | (350-300)×40.49=2024.5 | 12,152円 |
ENEOSでんき | 120×29.80=3,576 | (300-120)×34.85=6,273 | (350-300)×36.90=1,845 | 11,694 円 |
この場合、TEPCO:12,152円、ENEOSでんき:11,694円となります。
この単価(従量料金の1kwhあたりの料金)を知っておくことは大切で、他の電力会社の単価を見たときに、すぐに安いのか安くないのかがわかるようになりますよ。
電気料金の計算の方法:基本料金の分
電気料金の基本料金に関しての計算は簡単です。
こちらはTEPCOのスタンダードSというプランの基本料金。↓

一方、こちらはENEOSでんきの基本料金です。↓

例えば、一般的なプランの40Aで契約した場合、TEPCOなら311.75×4で1,247円。
ENEOSでんきも同じく1,247円。
60Aでの契約でも、TEPCO:311.75×6で1,870円、ENEOSでんきも同じく1,870円です。(ここでは小数点以下切り捨て)
これを以下の表にまとめます。
10A | 15A | 20A | 30A | 40A | 50A | 60A | |
TEPCO | 311.75円 | 467.63円 | 623.5円 | 935.25円 | 1,247円 | 1,558.75円 | 1,870.5円 |
ENEOSでんき | 311.75円 | 467.63円 | 623.5円 | 935.25円 | 1,247円 | 1,558.75円 | 1,870.5円 |
従量料金と基本料金をまとめると
今までの例をまとめます。
- 月の電気の使用量が350kwhで、40Aで契約すると仮定
- 「TEPCOのスタンダードS」と「ENEOSでんきの東京Vプラン」を比較した場合
従量料金 | 基本料金 | 合計金額 | |
TEPCO | 12,152円 | 1,247円 | 13,399円 |
ENEOSでんき | 11,694円 | 1,247円 | 12,941円 |
ENEOSでんきの方が月額458円安い

月額で458円も安くなるならENEOSでんきに変えようかな?
このように思うかもしれませんが、この結果だけで安易に変えるのはおすすめしません。
ここまでは、月の電気の使用量が350kwhで、40Aで契約すると仮定しています。
例えば家族が少ない場合や、それほど電気を使わない季節のことも考えてみましょう。
- 月の電気の使用量が250kwhで、30Aで契約すると仮定
- 「東京電力エナジーパートナーのスタンダードS」と「ENEOSでんきの東京Vプラン」を比較した場合
従量料金 | 基本料金 | 合計金額 | |
東京電力エナジーパートナー | 8,303円 | 935.25円 | 9,238.25円 |
ENEOSでんき | 8,106.5円 | 935.25円 | 9,041.75円 |
ENEOSでんきの方が月額196.5円安い
この結果でもENEOSでんきの方が安くはなりますが、あくまでも東京でのプランで比較しています。
地方では電力の単価や基本料金が異なるので、必ずお住まいの地域でシミュレーションする必要があります。
電力会社を選ぶときの3つの手順

手順その1:2通りの料金プランについて理解しておく
電力会社の料金プランには大きくわけて2つのパターンがあります。
- 基本料金が決まっていて、そこに従量料金を加算する方式
- 基本料金がゼロ円で、すべて従量料金で決まる方式
基本料金が決まっていて、そこに従量料金を加算する方式
記事の前半で例として取り上げた「東京電力エナジーパートナー」や「ENEOSでんき」はこちらの方式となります。
メリット:使用量が少なければ、より電気料金を安くできる
向いている家庭:暖房や冷房を使う時期が限られていたり、家族の人数が少ない場合
代表的な電力会社:東京電力エナジーパートナー、ENEOSでんき、東京ガス、関西電力など
基本料金がゼロ円で、すべて従量料金で決まる方式
基本料金がゼロ円で、使用量に関係なく1kwhの単価が決められています。
使った分だけ支払うので明確でわかりやすいのが特徴です。
メリット:基本料金がゼロ円。料金体制がわかりやすい。
向いている家庭:日中家いる人がいたり、ペットがいて冷暖房をしょっちゅう使っている。あるいは一人暮らしでそれほど電気を使わない。
【リミックスでんき】は基本料金ゼロでどれだけ使っても単一単価でわかりやすい料金プラン。
見積もりも簡単にできますよ。

手順その2:比較サイトを使って3つほど目星をつける
エネチェンジなどの比較サイトを使って、完璧でなくてもいいのでなんとなく自分に合ってそうな電力会社を3つくらい目星をつけておく。
目星をつけた電力会社のホームページで、基本料金と単価を調べて、少なくても2ヶ月分の電気料金をを計算してみましょう。
家族構成や使っている家電、生活パターンによって、消費電力というのは各家庭さまざま。
ですから、実際に計算してみることで、大きく電気代を安くできる月もあれば、それほど変わらない月もあることがはっきりとわかるはずです。
手順その3:完璧を求めず、付加価値も考慮する
家族の人数が2〜4人であればどこの電力会社を選んでも、年間を通してみれば大きな差がないこともあります。
そういった場合は、電気とガスをまとめたり、同じ携帯電話会社でまとめてポイント還元を利用する方法や、発電のエネルギーに目を向けて選ぶ方法もあります。
ただ、1点、市場連動型のプランはハッキリ言って避けた方が無難です。
2020年の後半から2021年にかけて、電力の市場での価格高騰が利用者にふりかかりました。
電気代の請求額がいつもの5倍〜10倍になった家庭もあるようです。
ということで、今回はここまでとなります。
この記事が電力会社を選ぶ際のヒントとなりましたら幸いです。
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