ブランクが長い専業主婦向け|仕事を見つける方法【失敗談あり】

家計

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  • 働き始めたいけど、専業主婦だった期間が長いことが原因で採用されない
  • ブランクがある専業主婦が働き始めるのに向いている働き方を教えてほしい

こういった悩みにお答えします。

私も長男を出産後、約12年間専業主婦でした。

長男が中学生になった頃から少しずつ仕事をはじめ、現在は夫の扶養からも外れています。

この経験をもとに、失敗談も含めお伝えします。

本記事の内容
  • ブランクが長い専業主婦に向いている働き方
  • パートで採用されるためのブランクの埋め方
  • 家事との両立を意識しすぎると失敗する話

ブランクが長い専業主婦に向いている働き方

主婦の働き方

ブランクの長い専業主婦が働き始める際、いちばん適しているのは、単発や短期間の仕事です。

その理由は、以下の3つ。

  1. 採用されやすい
  2. 自分のペースで仕事を選べる
  3. 確実に収入を得られる

単発や短期の仕事は、今すぐに人手が必要な職場での求人です。

なので、ブランクが何年であろうが、やる気さえあれば採用される確率はかなり高め。

また、単発や短期間で働くことで、自身の体力や生活のリズムと相談しながら次の仕事へと進んでいくことができます。

そして何より、決まった時間だけ働けば、その分のお給料を手にすることができます。

では、詳しく解説していきましょう。

スポット労働(日雇い派遣)は主婦でも始めやすい

日雇い派遣は、1日で完結する仕事を派遣会社を通して紹介してもらって働くという形です。

日雇いの派遣というと、肉体労働のような屋外での仕事と思われがちですが、アパレルや雑貨などを扱う屋内作業でも多くの求人があります。

特に最近は、ネット通販による物流関係のお仕事の求人も多め。

他には以下のように様々な仕事があります。

  • 季節によって忙しくなる仕事(お中元、お歳暮、企業の株式総会など)
  • イベントなどの要員(コンサート、スポーツイベント、プロスポーツなど)
  • 新規オープンの店舗に関わる仕事(商品陳列、棚などの整備)
  • 資格試験の監督(TOEIC、簿記の試験など)

ブランクの長い専業主婦にとって、いきなり固定の仕事に就くよりもはるかにハードルが低く、働く感覚をつかむのに日雇い派遣の仕事は最適です。

実際に仕事をするまでの流れは以下の通り。

  1. 派遣会社に登録
  2. 仕事の情報を派遣会社のサイトやお知らせメールで確認
  3. 自分が働きたい日や場所、作業内容を選んで応募
  4. 派遣会社からOKが来れば、指定された日時に仕事場へ行って作業

給料は、時間給×働いた時間、または日給としてもらいます。

また、数年前から交通費も支給されるようになりました。

2020年4月の労働者派遣法の改正:派遣として働く場合でも職場までの交通費が支給される

短期アルバイトや単発の仕事もおすすめ

派遣会社の仕事紹介や、アルバイト紹介のサイトやアプリからは、短期間のアルバイトを見つけることもできます。

1週間だけ、10日だけ、1ヶ月〜3ヶ月くらいの短期間のアルバイトも、専業主婦が仕事を始める際に選びやすい形態です。

例え、少々仕事内容が自分に合わなかったり、人間関係にストレスを感じたとしても「決まった期間だけ」と割り切れば、乗り越えられる確率は高まります。

派遣とアルバイトの違いは、「給料をどこからもらうか?」ということです。
派遣会社を通して仕事をした場合は、派遣会社から給料をもらい、求人している雇用主のところで直接面接を受け、仕事をした場合は、雇用主から給料をもらいます。

また、短期の仕事を通して様々な職種に触れることで、新しい発見があったり、自分でも気づかなかった仕事への適正を広げるチャンスになるかもしれません。

実は私も「自分には接客は向いていない」と思い込んでいましたが、今は接客の仕事をしています。なんとなく選んだ仕事の中で、偶然のように接客の楽しさを発見したのです。

一方、常に仕事を探さないといけないなど、正規雇用に比べて不安定な要素もあります。

以下にメリット・デメリットをまとめます。

短い仕事のメリット

  • 徐々に体や生活リズムを慣らすことができる
  • 様々な仕事を経験できる
  • 仕事を通して自分に合った職種を見つけられる可能性がある
  • 派遣先で正規の募集などの情報を優先的に得る可能性がある

短い仕事のデメリット

  • 常に仕事を探す必要がある
  • より好みしているといつまで経っても働けない
  • 扶養内の日数や収入などを自分で管理しなければならない

主婦におすすめの求人サイト&アプリ

とはいえ、何事も始めてみるのが肝心です。

代表的な派遣登録ならアデコの派遣登録【Adecco】で幅広く仕事を探せます。

さらに、全国で数多くの紹介数を誇るリクナビ派遣

    登録は無料なので、ぜひ、登録をしてみて、できそうな仕事を一つ見つけることから始めましょう。

    パート勤務は意外とハードルが高い

    専業主婦が仕事を始めるというと、真っ先に「パート勤務」を思い浮かべる人は多いと思います。

    ですが、意外とパートはハードルが高いのが現実です。

    「週3日という契約だったのに、始めてみたら週に4日も5日も入ってと頼まれる」

    「パートだと夫の扶養から外れなければならない」

    「なかなか職場に馴染めずに辛い」

    無理に初めからパート勤務を選ぶ必要はありません。

    まずは、少しずつ体を慣らす意味でも、1日〜短期の仕事をおすすめします。

    在宅やフリーランスは難しい

    新型コロナの感染の影響もあって、在宅作業の求人は増えています。

    また、最近では、ネット上であらゆるスキルをうることができるようになりました。

    手作りの商品だけでなく、プログラミングやデザインなどの技術を売って、お金を稼ぐことができるのです。

    ただし、ブランクのある専業主婦がそれなりにお金を稼げるようになるのには、かなり難しいと思ってください。

    可能性がゼロとは言いませんが、稼げるようになるまでの道のりが長すぎます。

    挑戦したいことがあるのなら、まずは時間給で確実にお金を手にしてからでも遅くはありません。

    とはいえ、どうしても在宅で仕事したい!という方は、在宅ワークで月収30万も可能!在宅コールセンターの「コールシェア」 という確実にお金になる仕事もあります。

    ただし、コールセンターの仕事はメンタル的にもキツイので、覚悟が必要です。

    パートで採用されるためのブランクの埋め方

    パートで採用されるためのブランクの埋め方

    ブランクの長い専業主婦にとって一番よい働き方は、日雇い派遣や単発、短期のアルバイトということを先の項目でも解説しました。

    だからといって永遠にそういった働き方を続けるのがよい、というわけではありません。

    半年〜1、2年間そういった働き方を経験して、自分なりのペースや家事との両立に慣れてきたら、改めてパート勤務に挑戦するのもよいでしょう。

    そういったステップアップの方法を解説します。

    仕事の経験を履歴書に書く

    日雇い派遣でも、単発、短期のアルバイトでも、それらの仕事の経験を履歴書に書くことができます

    履歴書に1年でも2年でも、直近の仕事の経験があるだけで、パート採用の合格率は格段に上がります。

    多くの場合、採用する側は「仕事そのもののは後々に覚えてもらえばいい」と考えています。

    重要視するのは「きちんと働く意思があるか?」とうところ。

    なので、全く仕事経験のない専業主婦と、1年でも何らかの仕事をした主婦との違いはかなり大きいものになります。

    資格を取得する姿勢を評価してもらう

    はっきり言って、それほど苦労しないで取得できる資格をいくつも取ったとしても、採用ではあまり効果はありません。

    ただし、資格を取るという努力ができる、というところは評価してもらえる可能性はあります。

    なので、専業主婦の間に時間を有効に使って、興味のある資格を取っておくことも1つの手。

    努力できるということろを評価してもらうのも正当な道です。

    主婦に向いている資格取得のためのサイト

    興味があったりやる気があるのであれば、簿記2級や宅建の資格や、TOEICを極めることも有効です。

    ですが、まずは小さな成功を経験して、自信をつけることがブランク長めの専業主婦にとって最も必要です。

    少しでも興味のある分野で一つ資格を得ることが、大きな前進になるでしょう。

    主婦向けの資格取得サイトを紹介します。

    興味のある資格を一つ取っておくと、すぐに仕事につながらなくても、ゆくゆくはその資格を活かす可能性は広がります。

    資格取得にはお金も必要ですが、それによって働く意欲が増すことにもつながるでしょう。

    家事との両立を意識しすぎると失敗する話

    家事との両立を意識しすぎると失敗する話

    ひとりで抱え込んで失敗した話

    私が専業主婦になって以来、初めての仕事は、自宅でのデータ入力でした。

    その後、1週間〜1ヶ月の仕事、3ヶ月の仕事と、自分の体力や子どもたちとの時間を考えながら単発の仕事をしていました。

    派遣会社も3つくらい登録していましたね。

    約3年間、そういった派遣での短期の仕事をし、いよいよ固定の仕事を探そうとしたのですが、どうしても家事の時間や家族のことを優先して考えてしまい、その結果、大きな失敗をしました。

    できるだけ時間をかけずに、家にいながらお金を稼ごうと考えてしまったのです。

    ネット上で出会った妙なビジネスにハマり、お金を稼ぐどころか失ってしまいました。

    原因は、家族とよく話し合わなかったことです。

    専業主婦が外に出て仕事を始めようとすると、パートナーから反対されることも多いと思います。

    ですが、そこはよく話し合うことが必要。

    困ったことがあったら一人で解決すようとせず、家族の力を借りることが何よりも大切です。

    本心は外へ出て働くのが怖かった

    私は「家族のため」「家事のため」と言いながら、実は外へ出て働くのが怖かっただけなんだと、後になって気づきました。

    ブランクのある専業主婦が仕事を始め、今までとは全く違った生活を送るようになるのを想像すれば、誰もが怖いと感じるでしょう。

    でも、そこは思い切って進むべき、と今ならそう言い切れます。

    どうしても働き始めるのが怖いと感じるのなら、働き始めるのが怖いあなたへ【3つの心得】専業主婦歴15年の私が語る をぜひご覧ください。

    今からでも遅くない。ステップアップしていこう!

    人生100年と言われる昨今。

    「そろそろ働こうかな」と思った時がチャンスです

    年齢なんて関係ありません。

    今はどこも人手不足。正直、職種を選ばなければ働き口はいくらでもあります。

    まずは簡単な仕事からでOK。

    ぜひ、これを機に一歩踏み出してみましょう。

    家計
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