家計が毎月赤字でなんとかボーナスで埋め合わせてる状態。
本来ならボーナスを貯金に当てたいし、将来のことを考えると不安にる。節約も頑張っているけど、もっと収入を増やすしかないのかな?
こういった悩みにお答えします。
15年前、我が家の家計は毎月大赤字でした。
当時、子どもたちがまだ小さく、私は専業主婦。
過去の貯金を取り崩したり、夫のボーナスを生活費に当てたりして、誤魔化しながらなんとかやりくりするという状況でした。
現在は、子どもたちも社会人となり、私も仕事を持つようになって大赤字からは抜け出しましたが、この経験から言うと、収入を増やすだけでは赤字を抜け出すことはできません。
短期的には節約に励んだり、支出を見直したり、そして収入を増やすことは大事です。
ですが、長期的に安定した家計を手に入れるには、自分自身の考え方を変えなければなりません。
順を追って説明します。
赤字家計から抜け出すためのキホン!3つの行動
効果の大きい節約
日々の暮らしの中でできる節約方法は無限です。
ただ、細かな節約だけに力を入れすぎると、返って逆効果になることも。
10円、20円の安さを求めて、スーパーをハシゴするなんてことは、はっきり言って時間や労力のムダです。
節約は労力をそれほどかけずに、でも効果の大きいもを優先させます。
例えば、
- 電力会社とガス会社を見直して光熱費を安くする
- キャリア(大手携帯電話会社)のスマホを格安スマホにする。
- 使わないジムの会費、有料動画チャンネルの見直し。
- 生命保険や医療保険、自動車の保険などの見直し。
格安スマホに関する記事はこちらにまとめています。
支出を見直す
これは、上の「節約」の項目とも関係しますが、頑張って節約して、働いて収入を上げても、支出に問題があれば赤字は解消されません。
ただ、支出を減らそうということで、このような例があります。
これらは長続きしません。
反動でもっと支出が増えてしまう危険さえあるからです。
大事なのは、自分や家族が豊かな気持ちを失わずにいられること。
そして、ずっと長い年月をかけても苦にならないやり方で支出を変える必要があります。
詳しくは次の項で説明します。
収入を増やす
収入を増やすことができれば、赤字が解消される可能性は高くなります。
でも、実は100%うまくいくかというと、そうとは言えません。
家計に対する意識を変えずに収入だけを増やしても、同時に支出が増えて結局は赤字、なんてパターンが多々あります。
また、子育て中だったり、事情によって簡単に収入を増やせない場合もあるでしょう。
お金のためだけに働きに出て、疲れて子どもと一緒の時間を楽しめなかったり、保育料の支払いで支出が増えてしまうのなら元も子もないです。
幸い、今の時代は、クラウドワークスなど、自宅にいながらにして自分のスキルを活かせる働き方もあります。
働くのであれば、様々なスタイルを比べてみて、無理なく自分に合った働き方を見つけましょう。
家計の赤字は収入を増やすだけでは解決しない
繰り返しになりますが、収入を上げて支出を減らすだけは、赤字から抜け出すことはできません。
お金の使い方とお金に対する考え方を根本から変えることが必要です。
お金に対しての感情を抑える
かつて、我が家が大赤字だったのは、私の誤った【お金持ちへの憧れ】でした。
例えば、ある時期に夫の収入が増えると、なんだかお金持ちになった気分になって財布のヒモが緩みました。
一方、夫の収入が減ると、途端に気持ちが暗くなって、お金の余裕がなくてイライラしました。
お金が沢山ある → 嬉しい → 気が大きくなって支出が増える
お金が少ない → 悲しい → うちは貧乏だからと支出を抑える
当時、私は、「何でも好きなことにお金が使えることがお金持ち」と、バカな勘違いをしていたのです。
お金の本質を知る
私のようなバカは珍しいでしょうが、人は多かれ少なかれ、お金が沢山あれば嬉しいし、なければ惨めで嫌な気持ちになる生き物です。
ただ、あまりにも感情をお金の多さに依存してしまうと、生活そのもの、人生そのものがお金に左右されてしまいます。
そんな人生は嫌ですよね。
お金があってもなくても淡々と家計をうまく回していく。
これが理想ではないでしょうか?
そのために、私は何冊もの本を読んで学びました。
だって、それまでお金のことに関して学校で学ぶこともなかったし、誰からも教わったことがなかったからです。
大人になって自分で家計を管理するまでに、お金に関して学ぶ機会に運良く恵まれた人は意外と少数です。
お金について学ぶことは、感情的な浪費を防ぐだけでなく、うまい話などにも騙されない力を身につけることになります。
お金のことをよく知るために役立つ本:3選
どの本にも書かれていることですが、「お金」で幸せは買えません。
でも生きていくのに必要なお金をうまく使うことは、幸せにつながります。
そんなことすら理解することなく過ごした私は、できれば家庭を持つ前に読んでおきたかったと反省しています。
ということで、まず最初に絶対に読んで欲しい本がこちら。
お金では幸せになれない。お金より大事なものがある。けれどお金についての知識は必要
お金の”ディフェンス”知識が極端に少ない
私たちの多くは、お金はときには”命をも奪う”残酷な側面を持っているということを忘れています。
カイジ「命より重い!お金の話
漫画の「カイジ」を題材にしていますが、カイジを知らなくてもまったく問題ありません。
お金のキホン中のキホンを教えてくれる本であり、お金のことで騙される人は、この本に書いていることを理解していません。
実は、私もその一人でした。
私は過去にお金で大失敗したことがあるのですが、その前にこの本に出会っていたらどんなによかったかと、今でも悔やまれます。
お金の失敗に関してはプロフィールをご覧ください。
お金に対する考え方を見直すきっかけには、こちらもぜひ読んで損はない1冊。
現代社会においての知識と情報はとても大切なのです。
自分が本当に欲しいものまでガマンして暮らす人生はつまらない。
自分が本当に欲しいものに向き合うことが、お金がたまる王道。
普通の人がケチケチしなくても 毎年100万円貯まる59のこと
年間に100万円貯めるなんて、かなりハードルが高いと思うかもしれませんが、50万円くらいならそれほどでもなかったりします。
逆に、年間で50万円貯められないとしたら、大きく家計を見直す必要がありそうです。
最後にこちら。
You Tube動画でも人気絶頂の「リノベーション大学の両学長」のAmazonのベストセラー。
贅沢だけではない、個人個人に合った豊かな生活のためのお金の使い方を教えてくれます。
また、一般人向けの投資の選び方や、巷に溢れている詐欺まがいの投資を見抜く方法なども、初心者向けにわかりやすく書かれています。
お金にまつわる情報をめちゃくちゃ楽しく学べる1冊です。
他にも書店や図書館へ行けば、お金について学べる本は沢山あります。
ぜひ、その中のどれでもいいから一冊、手にとって読んでみてください。
きっと、家計を助ける新しい学びがあるはずです。
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