- 食洗機を使った感想を聞いてみたい
- 狭いキッチンに置いても大丈夫か知りたい
- 食洗機のデメリットも教えてほしい
このような方にお伝えします。
我が家では、2019年の10月に初めて食洗機を買って使い始めました。
買おうと思ったきっかけは、2つあります。
- 私の職場が変わって、それまでより朝40分早く家を出なければならなくなった。
- 長男が家を出て3人家族になり、食器の量が食洗機で洗えるくらいの数になった。
4人家族で子どもたちが食べ盛りだった頃は、使う食器や調理器具が多く、それらを一度に洗えるような大きな食洗機を置けるスペースがなかったので、諦めていました。
ですが、3人用の食洗機であれば、我が家のキッチンにも置けます。
実際に私が使っている【パナソニック食器洗い乾燥機NP-TCM4】は、水切りカゴくらいのスペースに置けるサイズです。
では、ここから実際に使ってた感想を書いていきますね。
パナソニックの食洗機を1年間使った率直な感想
食洗機を使うと、3つのシーンで時間短縮を実感できます。
- 朝の出勤前の時間
- 午前中から夕方まで出かける場合
- 夕食後ゆっくりと過ごしたいとき
朝の出勤前の時間
冒頭にも書きましたが、私は朝、早く家を出るための時間が欲しくて食洗機を買いました。
はっきり言って、朝の食器洗いなんて手洗いでも15分あれば済みます。
でも、朝の15分は貴重です。
ただ実際には、食器に残っている固形物などを取り除いて、食洗機に入れるのに数分かかります。
それに、食洗機に入らない炊飯器の釜などもあるので、それらを洗うのにさらに数分必要です。
なので、本当は10分くらいの短縮ではあるけれど、それでも十分なくらい、朝の時間に余裕ができた実感があります。
午前中から夕方まで出かける場合
例えば、午10時ころから出かけて、夕方〜夜に帰宅する場合。
朝の食器を食洗機で洗って、約1時間後には乾いている状態(※ただし、スピードコースで洗った場合)なので、出かける前に食器棚へしまうことができます。
手洗いで洗いカゴに置いておくだけだと、1時間では乾きません。布巾で拭くのも手間がかかります。
他の用事を済ませながら”1時間後には食器棚へしまうことができる”、これが想像以上に便利です。
夕方、帰宅して余裕のない時に、朝の食器を片付けなくていいというのは、かなり楽ですよ。
夜ゆっくりと時間を作りたいとき
食洗機が一番活躍してくれるのは、夕食のあとです。
シンクに積まれた食器には、毎度毎度ため息が出ますが、食洗機を買ってからは、気持ちがずいぶんと楽になりました。
それぞれの家庭のスタイルにも左右されることですが、夕飯の食器洗いは食洗機に手伝ってもらった方が、確実に時間の短縮になります。
調理器具など、どうしても手洗いしなければならないものだけ手で洗って、後は食洗機にお任せです。
食洗機のメリットとデメリット【実感】
次の通りです。
では、順番に説明していきましょう。
メリット1:清潔できれいになる
食洗機は食器を確実にきれいに洗ってくれます。
湿気の多い季節や気温が低い時期、洗った食器をカゴに伏せておいてもなかなか乾かないし、イヤな匂いが残ったりしませんか?
食洗機はお湯で洗って、高温で乾かすので雑菌が増えにくく、食器を清潔に保ってくれます。
コロナウィルスやノロウィルスなどの感染症に、特別に注意しないといけない家族がいる場合、食器を清潔にしておくことが大きな安心にもつながります。
メリット2:時間を節約できる
1回に節約できる時間が小さなものであっても、食器洗いは日に何度もあることです。
1日に30分節約できれば、1週間で3時間半。1ヶ月で15時間も節約できることになりますね。好きな映画を5本は観ることができるかもしれません。
さらに、こう考えることもできます。
例えば人の単価を時給1,000円と仮定したとします。
1日に30分節約できるのなら500円浮くことになり、10日で5,000円。
1ヶ月で15,000円浮くと考えると3ヶ月で45,000円となります。
まぁ、現金な話ですが、45,000円でこの食洗機を買ったとしたら3ヶ月で、元は取れるという計算になりますね。
- 1日30分の節約=500円分の節約
- 10日で5,000円分の節約
- 1ヶ月で15,000円、3ヶ月で45,000円分の節約
メリット3:手荒れを防げる
実は、手荒れは長年の私の悩みでした。
食洗機を使うようになっても、調理器具などを洗うので普通の台所洗剤は使います。
ただ、手洗いする食器の量がグンと減ったため、ほとんど手荒れしなくなりました。
冬場の指先のひび割れもしなくなってかなり快適です。
メリット4:片付けや食器の扱いをシンプルにできる
これは、食洗機を使う際のデメリットでもあるのですが、食洗機には形や大きさによって入れにくい食器というのがあります。
この際、そういった使いづらい食器の断捨離をしました。
人が集まった時などに使う特別な食器は別として、普段使う食器を限定してシンプルにすると、後片付けもかなり楽になります。
食器にこだわる暮らしでなければ、こういったメリットもありますね。
一方、デメリットかな、と思う点は以下の5つ。
デメリット1:光熱費がかかる(水道代はそれほど減らない)
年間を通して以下の通りでした。
- 水道代 →ほぼ変わらず
- 電気代 →約1000円増加(月額)
- ガス代 →ほぼ変わらず
もう少し水道代が安くなるのかと期待していましたが、そうでもありませんでしたね。
電気代は増えてしまいましたが、メリットを含めて1ヶ月当たりプラス1,000円であれば、許容範囲という気がします。
デメリット2:稼働音が意外と大きい
稼働音が、一時的ではありますが結構大きい音だと感じました。
例えば、スピードコースの場合、洗っている時間は30分ほどなのですが、その間に数回、モーターが水を吸い上げるような大きな音がします。
もちろん、洗っている間ずーっと大きい音がしているわけではありませんが、キッチンとリビングが近いと、ちょっと気になりますね。
朝は家族も出かけるので問題ありませんが、夜はリビングに誰もいなくなる就寝前にスイッチを入れるなど、場合によっては工夫する必要があるかもしれません。
デメリット3:シンク回りが狭くなる
これは、前もってわかっていたことなので仕方ないのですが、実際に本体を置いてみると圧迫感がありますね。排水用のホースも目に付きます。
我が家の場合、設置するための棚と食洗機用の水道栓が用意されていましたが、シンクのスポンジの置き場所などを移動させたりする必要がありました。
なので、最初はシンク回りが狭く感じますが、意外とすぐに慣れました。
パナソニックの公式ホームページでは、設置スペースについての詳しい情報が説明されています。
スマートフォンを使って、設置シミュレーションもできるので、ぜひ事前チェックをおすすめします。
>>食洗機の設置スペースに関するパナソニックの公式ホームページ
デメリット4:大量の食器洗いには向かない
大きなビルトインタイプの食洗機と違って、パナソニック食器洗い乾燥機NP-TCM4は3人家族を想定して作られています。
中学生や高校生の食べ盛りの子どもが2人以上いる家庭だと、3人用の食洗機ではあまり役に立たないかもしれません。
また、直径が25cmを超えるような大皿は入りません。
デメリット5:専用の洗剤が必要になる
食洗機専用の洗剤が必要です。
しかし、1回に使う量としてはごくわずかで、1日に朝と夜2回使うとして、80回分のボトル(480グラム入り)を約1ヶ月半〜2ヶ月で使い切る感じです。
480グラム入りのボトルを450円として計算すると、1月当たり、約200円〜250円くらい。
大きく分けて、液体洗剤と粉洗剤がありますが、粉洗剤の方が汚れ落ちがよく消臭効果が高いと実感しています。
現在、使っている「キュキュット 食洗機用 クリア除菌」は汚れ落ちもよくコスパ最強。
本体1箱で2ヶ月以上使えます。
食洗機を使った感想【まとめ】
食洗機は時間を増やし、ストレスを減らしてくれる
冒頭に書いた通り、私は出勤前の時間が欲しくて食洗機を買いました。
ですが、実際に食洗機を使ってみると、時間に余裕ができたのは、朝だけではありませんでした。
夜がめちゃくちゃ楽です。
夕飯のあとの片付けが、想像していなかったくらい楽になりました。
もし、小さな子どもがいたら、夕食後すぐに一緒に遊んであげられるかもしれないし、勉強を見てあげることもできるでしょう。
あるいは、テレビを見たり読書や動画視聴など、自分のためにホッとできる時間が生まれます。
「これがお金で時間を買うってことなんだなぁ」と実感しています。
食洗機は価格が変動する|安い頃合いを見計らって買おう
私は2019年に33,000円ほどで今回の食洗機を買いましたが、新型コロナの影響で、2020年の夏以降は4万円以上になっていました。
おそらく、在宅する人や時間が増えたのと、清潔志向が高まっているからなのでしょう。
2024年の5月現在、物価高騰の影響で、最低でも5万円くらいになっています。
ただし、中古品も出回っているようなので、どうしても購入時の金額を抑えたい場合は選択肢に入れてもいいのかもしれません。
ということで、今回は以上となります。この記事がお役に立てれば幸いです。
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